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ポール・W・フェアマン の Rest in Agony

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2016年 5月 5日(木)20時16分0秒
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  どこかで聞いたことのある作家名。いかにも旧作のB級ですよという表紙絵。360円。
知っている(ごひいきの)作家の未読の作なら、活字だけの表紙でも即決ですが、つい1ヶ月前まで存在すら知らなかった本を買おうという気にさせるのですから、やはりカバーアートって大切です。

ポール・W・フェアマンは、調べてみると、「シービュー号と海底都市」の人でした。映画「暗闇の悪魔」の原案でもあります。
本編は、1963年の作。副題に、The Classic of Satanic Menaceとあります。ホラーだといいなと思いながら読んでいたら、直球の邪教ものでした。

1960年代のアメリカ中西部。
主人公は21歳の青年。
日用雑貨のセールスマンをしている叔父が亡くなります。
葬儀を待つ間、その叔父から「助けてくれ」という電話がかかってきます。
実は生きているのか? 霊界からの電話か? または成りすましか?
そこに、地方紙の記者が、「叔父さんは、悪魔信仰をしていて、本(正しくはノート)をもっているはずだから、それを見せてほしい」と言ってきます。
その本は、どこにあるのか? 何が書かれているのか?
葬儀に謎の美女が現れます。
その正体は?
次に、家族の秘密が明かされます。
それから、3歳下の妹が誘拐されます。
妹を無事に取り戻せるのか?

テンポが速く、謎が謎を呼び、誰が敵か味方か分からず、全く飽きさせません。

一番の見せ場(読ませ場)は、黒ミサの場面です。いやらしさ、いかがわしさいっぱいで、リアルタイムで読んだ人は、さぞびっくりしたことか。
ラストがやや駆け足になり、惜しかったですが、楽しい読み物でした。

テイストとしては、新しくカラーテレビを買ったので、それまで居間にあった白黒テレビを子ども部屋にもらっていき、夜中に点けてみたら、これの映画をやっていて、親にばれたらまずいと思いながら、最後まで見てしまった。そんな60年代のなつかしい感じです。
 
 

ホームページのアドレスが変更されました

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2016年 4月24日(日)10時28分5秒
返信・引用
  2016年9月29日でプロバイダのホームページサービスが終了するとのことなので後継サービスに移行しました。
それにともないホームページのアドレスが変更されましたので、ブックマークしてくださっていた方はお手数ですが
アドレスの修正または削除をお願い致します。

http://neklonomikon.la.coocan.jp/index.htm

 

Re: 短編2編

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2016年 4月23日(土)21時51分29秒
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  > No.425[元記事へ]

Horror: The Lodgeの表紙というのかジャケ写というのか分かりませんが、セピア調の家の写真はなかなかいいんですけどね。90年代だったらそこそこ良さそうなペーパーバックに見えます。こういうのはどうやって用意するんでしょうね。
一方、カスタマーレビューが前者より良いThe Apartment: A Ghost Storyの方は鍵穴から血がタラリ、というのはちょっと陳腐な感じがしました。
 

短編2編

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2016年 4月10日(日)16時28分34秒
返信・引用
  Travis Burrows の Horror: The Lodge - (Adults, Paranormal, Ghost, Scary, Short Stories)
120円 22ページ
築100年を越える建物を使った老人ホームで死亡が相次ぎます。
老人らしい当然の死で、不審な点はないのですが、新人の看護師は何か怪しいものを感じ、探っていきます。すると、過去に起きた事件へとたどり着きます。
ただ、それだけ。
人物はただの記号。主人公がシングルマザーになったばかりという設定も全く活きていません。
せめて、Adultsな描写でもあればよいのですが、至って健全。
素人さんが、とりあえず書いてみましたといった感じで、新味も特にありません。この長さじゃね。
期間限定価格で、いずれ2.99ドルに戻るということですが、300円の価値はないです。

Anthony M. Strong の The Apartment: A Ghost Story
119円。43ページ。
作家(志望)の男が、管理人の女に留守にする間の猫の世話を頼まれて、ビルに住み込みます。
このビルは、かつては大きなホテルだったのですが、火事で犠牲者が出て以来、アパートに改装されたものです。
人影はないのに上階から物音、頭を割られたばかりのネズミの死骸、怪しげな住人たち・・・
調べていくうちに、やがて過去に起きた事故へとたどり着きます。
ただ、それだけ。
全く新味はありません。
こちらの作家は、紙の本で長編も出しているようなので、脱・素人さんではありますが、ほかの作品も読んでみようかなと思わせる引力はありませんでした。

いずれも、お値段と時間に見合った楽しみは得ましたが、ただ、それだけでした。
 

Re: ノベライズ2本

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2016年 3月14日(月)18時43分35秒
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  > No.423[元記事へ]

えー、「溶解人間」に「怪獣ウラン」ですか。しかも片方はショーン・ハトスン。
と思って探してみると、ありました。ハトスンの X the Unknown (2012)。
残念ながら私は映画は未見です。怪獣映画がまたいくつか来そうですから翻訳されないですかね。
Phil Smith の方はほぼ同時期のノベライズですね。The Incredible Melting Man (1978)。
こちらは私も一度だけ深夜のTVで見ました。
 

ノベライズ2本

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2016年 3月13日(日)19時23分1秒
返信・引用
  まだ届いたばかりで読んでいないのですが。

Phil Smith の「溶解人間」
最近、存在を知り、abebooksで取り寄せました。
映画はかなり以前にテレビの深夜劇場で見ただけなので、未見といっしょ。
160ページ。細かい活字がびっしりです。
どう褒めたところでB級の下としかいえない映画が、どうすればこうなるのか興味津々です。
今、迷っているのは、ブルーレイをどうするか。買う価値あるんでしょうか。

もう1本は、キンドルで1092円。ちと高いです。
ショーン・ハトスンの「怪獣ウラン」
こちらは映画もきちんと見ています。「原子人間」よりも好きです。
紙ベースと差異はあるのでしょうが、370ページとあります。
1時間半に満たない映画が、どうすればこんなになるのか?
それよりも、50年もたってから、なんで小説にしようと思ったのか。こちらに興味があります。

読んだらレビューします。
 

Re: Florence Engel Randall の The Watcher in the Woods

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2016年 3月 6日(日)15時31分7秒
返信・引用
  > No.421[元記事へ]

どうも見覚えがあると思ったら「『THE HORROR MOVIES』における未翻訳の原作のある映画」にありました。
映画は私も未見です。『THE HORROR MOVIES PART4』を見ると「ヘルハウス」のジョン・ハフ監督なんですね。でもディズニー・プロ。「~(略)なんて期待したのが失望のもと。妙にお上品で、無味無臭、他愛のない子供向け映画だ。」と酷評してます。
原作もYAカテゴリーからでしたか。だからディズニーが映画化したんでしょうか。
 

Florence Engel Randall の The Watcher in the Woods

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2016年 3月 3日(木)21時44分34秒
返信・引用
  映画「呪われた森」の原作です。映画は未見です。
かなり以前に、abebooksで取り寄せました。

Scholastic Book Servicesという版元を見たとき、いやな予感がしました。
予感は当たり、YAアダルトでした。
読み始めたら、15歳の少女の一人称だったので、いやな予感がしました。
予感は当たり、ゆれる十代の少女の心情が中心でした。隣家の少年、両親の不理解、うるさい7歳の妹。テンプレート通りです。

家族で郊外の屋敷に越してきたら、森に何かの気配を感じる。
50年前に、少女が行方不明になっている。

一応、映画のあらすじは読みましたが、この辺りは共通しているようです。
怪異(異変)は、
・鏡が3枚続けて、同じ割れ方をする。
・妹には声が聞こえ、それを鏡に映ったような文字で書く。「1週間 扉は開く」
・「私」には、絶えず気配が感じられ、何かを訴えかけてくる。

と書くと、いかにも田舎ホラーのようですが、怖くないばかりでなく、この本は断じてホラーではありません。
・少女はなぜ消えたのか。(映画とは異なるようです)
・少女は戻ってくるのか。
・戻ってくるとしたら、失踪当時のままか、50年分年を取っているのか。
といった興味は持続しますが、
・失踪の真相は、早い段階に示される上に、あまりにふざけています。
・しかも、少女は戻ってきません。watcherの正体と目的も、あんまりと言えばあんまりです。

別に子ども向けの本で、エログロ抜きの健全な話でもいいんです。
ハラハラ楽しませてくれれば。
しかし、まったくワクワクできず、少女の心理描写にイライラし、おしまいは「過去にはとらわれず、新しいスタートを切りましょう」というメッセージ。
ホラーを意図していないものに、恐怖を求めても意味のないことですが、児童文学としても、決して優れているとは思えません。
私にとっては、時間の無駄でしかありませんでしたし、映画が気に入っている人は絶対に読んではいけない本なんだろうと思います。
 

Re: Ryan Mullaney の Calm Before The Storm

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2016年 2月25日(木)21時40分50秒
返信・引用
  > No.419[元記事へ]

なんとなくですが70年代に製作・未公開で80年代に昼間に放送されるB級映画にありそうな(笑)。
他の作品が
In The Deepest Of Waters: A Noir Thriller
Kaleidoscope: A Psychological Thriller  近刊
ですか。
読み物として及第点であったのなら化ける可能性もありますね。
 

Ryan Mullaney の Calm Before The Storm

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2016年 2月19日(金)21時35分11秒
返信・引用
  140ページ。116円。

海岸からの帰り道、嵐に見舞われた男女4人が、郊外の農家に救いを求めます。
家の中にはショットガンを持った男と、さるぐつわをされ繋がれた女、撃たれた男の死体。

4人のうち、女1人は怪我をしていて車に残るのですが、あとの3人は捕まって監禁されてしまいます。
女1人は、泥にまみれ、地下室に隠れて隙を窺い、一軒家の女ダイ・ハード・・・ってほどにはなりません。

一応、ホラーのジャンルで拾ったものですが、怪物なし、霊なし、サイコなし、猟奇なしでは、ホラーといえるのかどうか。でも、終盤は血まみれの痛々しい展開になるので、サスペンス寄りのホラーといってもいいかもしれません。
結論からいいますと、とりたて新味はありませんが、なかなかよくできたサスペンス小説でした。
ページ数の割りには、全27章と章立てが細かく、各章がいつもいいところで終わっているので、先を読まずにはいられません。
嵐の描写も迫力があります。
小道具の使い方もまずまずです。
過去の出来事や人物の背景をこってりと描き込み、そこはお手軽2時間ドラマの原作と一線を隔てるところですが、速い展開を阻害している要素でもあるので、良し悪しでしょうか。

この作家には、「ノワール」と紹介されている作品がほかにありますが、このレベルをキープしているのなら、ホラーを期待せずに読めば楽しめるのかもしれません。
 

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