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Re: Paul Tremblay の A Head Full of Ghosts

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2016年 7月 7日(木)21時29分44秒
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  > No.432[元記事へ]

これって今年のブラム・ストーカー賞受賞作だったんですよね。候補にはクライヴ・バーカーもいたのにそれを抑えて受賞したのだから、興味を持って当然のはずですが、ご紹介あるまで調べを怠っていました。
で、例によってfantasticfictionで見てみると写真の顔はなんとなくバーカーに似てなくもないような。2009年のThe Little Sleepというミステリで長編デビュー、でいいのかな? 表紙を見る限りではあまりそそられるものはないですね。見かたとしては大して意味ないですが。むしろ短篇で参加しているNight Terrors III (2014)や編者として関わっているアンソロジーなどがおもしろそうだなあ、なんて。でも評価されたのだからやっぱり期待はします。

15年前でスマホはないですよねえ。PDAとかいうのなら流行ってましたか。Newton、Palm、Pocket PCとかありましたが形だけならスマホに似てます。あちらでは電話機能のついたものがあったんでしょうかね?
 
 

Paul Tremblay の A Head Full of Ghosts

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2016年 6月30日(木)21時36分22秒
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  284ページ。ついさっき調べたら、192円? たまには新作をすぐに読んでみようと、6月頭に1492円で買った私は一体何だったの?

14歳の少女の悪魔憑きの話です。
卑猥な言葉を言う。失禁する。大股開きでいじる。口から緑色の反吐を吐く。ブリッジの姿勢で歩く。宙に浮く。部屋の温度が下がる。
まさに「エクソシスト」そのまんまです。
しかし、本家と異なるのは、
・8歳の妹の一人称で展開すること。
 大人になって、友人の作家に15年前の出来事を語るという構成になっているので、語彙が幼いということはありません。
・しかもこの妹、ファンゴリア誌に連載をもっていたり、ブログでホラー関連のことを語ったりしています。(リメイクの「チョコレート工場」を酷評していたり、「死霊のはらわた2」をベタ誉めしたりと、作者の意見の代弁なのでしょうが、やりたい放題です。当然「エクソシスト」についての言及もあります。)
・父親がレイオフで経済的に困窮しているので、再現フィルムと現物をあわせたテレビ放送をすることになっています。(したがって、家の中にはスタッフがうろうろ)
・姉はいつも変なのではなく、たまにスイッチが入ったようにおかしな言動をするので、憑かれているのか病んでいるのかがあいまいです。悪魔祓いの儀式を待つ間も、正気のようにみえるので、なんか入学試験やコンクール本番を待つような感じです。
てなところでしょうか。

ホラー的な描写は淡白なので、怖くはありませんが、結末が気になるので、読み進めるのは苦ではありません。
過去と現在を行き来する構成の妙を感じますし、志も高い小説なので、読む価値、訳す価値は十分にあると思います。
しかし、ブラム・ストーカー賞(大賞ってことになるのかな)受賞作ということですが、過去の受賞作の風格と比べると、何で?と思わないでもありません。

※15年前のパートで、スマホを扱うところが出てくるのが気になりました。いつの時代設定だ?

 

Re: ポール・W・フェアマン の The Girl Who Loved Death

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2016年 6月 9日(木)21時22分45秒
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  > No.430[元記事へ]

前のもそうですが内容紹介はなんかおもしろそうなんですけどね。多元宇宙とか意表をついていて逆に期待してしまいます。
初出は1952年のAmazing Storiesですか。日本だと昭和27年。さすがにこういう表紙はなかったかあったとしてももっと猟奇寄りだったんじゃないかと想像します。でもこれは女性が綺麗に描かれていますね。アームを操作している人は目が真剣過ぎてヤバいです。同ページの「この商品を買った人は-」で表示される同シリーズの表紙と比べると確かに目を引きます。
画像をクリックすると現れるB面?のSLAVE PLANETの緑色のアヒル口の恐竜人?みたいなのもちょっと気になりました。
 

ポール・W・フェアマン の The Girl Who Loved Death

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2016年 6月 5日(日)09時44分14秒
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  まず表紙絵をご覧ください。

https://www.amazon.co.jp/Planet-Armchair-Fiction-Double-English-ebook/dp/B00V3H9348?ie=UTF8&keywords=Armchair%20Fiction%20Double&qid=1465085661&ref_=sr_1_1&s=digital-text&sr=1-1

これを見てそそられない人はいないと思います。

マッド・サイエンティストが、人造美人をつくる話?
サイコさんが、美女をコレクションする話?
もっと猟奇的な話も含めていろいろ想像しましたが、まるで違いました。

冴えない私立探偵が、朝鮮戦争の時の戦友から、行方をくらました恋人を探すことを依頼されます。
その恋人の部屋に行ってみると、冷蔵庫の中にリアルな造りの『2フィートほどの裸の女の人形』が入っています。
さらに調べを進めると、おもちゃ工場へとたどり着きます。ここでは、自動車が何台も入っていっているのに、1台も出てきていないということが分かります。
まさか、ただおもちゃを作りたかったという陰謀?
密輸するための方法?
食糧問題に対する高尚な計画?
などといろいろ考えましたが、この後、多元宇宙ものへと進んでいきます。

ホラーではないと割り切って読んでも、この話、面白くありません。
しかし、致命的にダメなのは、ちっともエロくないことです。
ネイキッド、ヌードという単語は出てきますが、体についての描写が全くありません。かと思うと、女性が何人も出てくるのですが、髪の色や髪型についてはやたらと細かい。この作家、もしかしたら髪フェチなのかもしれません。

もう典型的な『表紙名作』です。

小学校の近くの文房具兼駄菓子屋の雑誌ラックに、
そそられる表紙の雑誌があって、
十文字の紐の間から覗いていたら、
店の親父に「立ち読みダメだよ」と取り上げられ、
気の弱い級友を「絶対面白いから」とそそのかして、
読んだはいいが、ちっとも面白くなくて、
でも、「絶対面白いから」と買わせた手前、
素直にごめんなさいと言えない。
・・・そんな古傷をえぐられるような一編でした。

もうこの人の本は、原書でわざわざ読むことはないだろうと思います。
 

Re: ポール・W・フェアマン の Rest in Agony

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2016年 5月13日(金)19時47分4秒
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  > No.428[元記事へ]

ポール・W・フェアマンをサンリオSF文庫の『最新版SFガイドマップ[作家名鑑編(上)]』で見てみると、「つまらない作品」、「新しいものを何ひとつ付け加えていない」などボロクソに言われてますね。読んだことはないですがちょっと気の毒な感じです。
あらすじだけならクーンツみたいでおもしろそうです。時代的にモダンに突き抜けるには何かが足りないかどこか一方向に傾きが大きいか……ま、知らないで言うのもナンですが。
最後のテイストの喩えは、なぜかものすごーくよく分かります。
 

ポール・W・フェアマン の Rest in Agony

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2016年 5月 5日(木)20時16分0秒
返信・引用
  どこかで聞いたことのある作家名。いかにも旧作のB級ですよという表紙絵。360円。
知っている(ごひいきの)作家の未読の作なら、活字だけの表紙でも即決ですが、つい1ヶ月前まで存在すら知らなかった本を買おうという気にさせるのですから、やはりカバーアートって大切です。

ポール・W・フェアマンは、調べてみると、「シービュー号と海底都市」の人でした。映画「暗闇の悪魔」の原案でもあります。
本編は、1963年の作。副題に、The Classic of Satanic Menaceとあります。ホラーだといいなと思いながら読んでいたら、直球の邪教ものでした。

1960年代のアメリカ中西部。
主人公は21歳の青年。
日用雑貨のセールスマンをしている叔父が亡くなります。
葬儀を待つ間、その叔父から「助けてくれ」という電話がかかってきます。
実は生きているのか? 霊界からの電話か? または成りすましか?
そこに、地方紙の記者が、「叔父さんは、悪魔信仰をしていて、本(正しくはノート)をもっているはずだから、それを見せてほしい」と言ってきます。
その本は、どこにあるのか? 何が書かれているのか?
葬儀に謎の美女が現れます。
その正体は?
次に、家族の秘密が明かされます。
それから、3歳下の妹が誘拐されます。
妹を無事に取り戻せるのか?

テンポが速く、謎が謎を呼び、誰が敵か味方か分からず、全く飽きさせません。

一番の見せ場(読ませ場)は、黒ミサの場面です。いやらしさ、いかがわしさいっぱいで、リアルタイムで読んだ人は、さぞびっくりしたことか。
ラストがやや駆け足になり、惜しかったですが、楽しい読み物でした。

テイストとしては、新しくカラーテレビを買ったので、それまで居間にあった白黒テレビを子ども部屋にもらっていき、夜中に点けてみたら、これの映画をやっていて、親にばれたらまずいと思いながら、最後まで見てしまった。そんな60年代のなつかしい感じです。
 

ホームページのアドレスが変更されました

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2016年 4月24日(日)10時28分5秒
返信・引用
  2016年9月29日でプロバイダのホームページサービスが終了するとのことなので後継サービスに移行しました。
それにともないホームページのアドレスが変更されましたので、ブックマークしてくださっていた方はお手数ですが
アドレスの修正または削除をお願い致します。

http://neklonomikon.la.coocan.jp/index.htm

 

Re: 短編2編

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2016年 4月23日(土)21時51分29秒
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  > No.425[元記事へ]

Horror: The Lodgeの表紙というのかジャケ写というのか分かりませんが、セピア調の家の写真はなかなかいいんですけどね。90年代だったらそこそこ良さそうなペーパーバックに見えます。こういうのはどうやって用意するんでしょうね。
一方、カスタマーレビューが前者より良いThe Apartment: A Ghost Storyの方は鍵穴から血がタラリ、というのはちょっと陳腐な感じがしました。
 

短編2編

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2016年 4月10日(日)16時28分34秒
返信・引用
  Travis Burrows の Horror: The Lodge - (Adults, Paranormal, Ghost, Scary, Short Stories)
120円 22ページ
築100年を越える建物を使った老人ホームで死亡が相次ぎます。
老人らしい当然の死で、不審な点はないのですが、新人の看護師は何か怪しいものを感じ、探っていきます。すると、過去に起きた事件へとたどり着きます。
ただ、それだけ。
人物はただの記号。主人公がシングルマザーになったばかりという設定も全く活きていません。
せめて、Adultsな描写でもあればよいのですが、至って健全。
素人さんが、とりあえず書いてみましたといった感じで、新味も特にありません。この長さじゃね。
期間限定価格で、いずれ2.99ドルに戻るということですが、300円の価値はないです。

Anthony M. Strong の The Apartment: A Ghost Story
119円。43ページ。
作家(志望)の男が、管理人の女に留守にする間の猫の世話を頼まれて、ビルに住み込みます。
このビルは、かつては大きなホテルだったのですが、火事で犠牲者が出て以来、アパートに改装されたものです。
人影はないのに上階から物音、頭を割られたばかりのネズミの死骸、怪しげな住人たち・・・
調べていくうちに、やがて過去に起きた事故へとたどり着きます。
ただ、それだけ。
全く新味はありません。
こちらの作家は、紙の本で長編も出しているようなので、脱・素人さんではありますが、ほかの作品も読んでみようかなと思わせる引力はありませんでした。

いずれも、お値段と時間に見合った楽しみは得ましたが、ただ、それだけでした。
 

Re: ノベライズ2本

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2016年 3月14日(月)18時43分35秒
返信・引用
  > No.423[元記事へ]

えー、「溶解人間」に「怪獣ウラン」ですか。しかも片方はショーン・ハトスン。
と思って探してみると、ありました。ハトスンの X the Unknown (2012)。
残念ながら私は映画は未見です。怪獣映画がまたいくつか来そうですから翻訳されないですかね。
Phil Smith の方はほぼ同時期のノベライズですね。The Incredible Melting Man (1978)。
こちらは私も一度だけ深夜のTVで見ました。
 

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