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Re: ピーター・トレメインのThe Swamp!

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2017年 9月 4日(月)19時38分23秒
返信・引用
  poweroftwoさんへのお返事です。

こちらでご紹介いただくのは久しぶりですねえピーター・トレメイン。前回は5年前のThe Curse of Loch Nessでしたね。
Swamp!はご紹介の内容を見るとハリー・アダム・ナイトの『恐竜クライシス』を思い出しましたが、ご評価を見るにもう少し薄めのようですね。
歴史ミステリ作品が好評のようなので、一つぐらいはトレメインの中/長編ホラーが翻訳されてもいいと思いますが、現状を考えると売れないでしょうねえ。はたして検討されるかどうかも危ういものでしょう。聞きなれない作家のホラーはポツポツと翻訳されてくるようになりましたが、名のある作家の未翻訳作品も欲しいところです。そうでないとどちらに対しても全体または歴史的な位置づけが難しくなってきているような気がします。
 
 

ピーター・トレメインのThe Swamp!

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2017年 8月31日(木)20時05分26秒
返信・引用
  この春に立て続けに旧作がキンドルになりました。ほとんどが3~400円の中で、このThe Swamp!だけが99円。早速ダウンロードしました。すぐに読む気はなかったのですが、ちょっと読んでみたら、簡単な英文でくいくいいけたので、そのまま読みきってしまいました。

舞台はフロリダの湿地(国立公園)
第1章で、狩りにきていた週末ハンターが、ワニより大きい謎の生物に襲われます。
以後、ふたりの死体が発見され、養鶏場ではニワトリが襲われ、現場には大きな足跡。
功名心のかたまりのような動物学者が登場し、どうやら恐竜らしいと判断されます。
やがて観光船が襲われます。

並行して、脱獄囚2人と人質になった若い女性。
都会へと逃げ出したい女性。
悪妻に悩む食堂店主。
謎を追う湿地監視員。
のドラマが描かれていきます。

そして未曾有のハリケーンの襲来!

クライマックスは嵐の中の巨大生物との戦いかあ!!!と期待が大きくふくらんだのですが、結果的にはトホホな展開になりました。

巨大生物もハリケーンもただの道具で、メインは人質女性の救援と脱獄囚の逮捕なんですね。
それはそれで面白いのですが、危機に陥った登場人物たちは、自分たちの力で切り抜けるのではなく、いつもいつもいつもグッドタイミングで、救援と遭遇したり、避難場所を見つけたりするのです。

人物も、ひとりだけ仲間のためにかっこよく犠牲なりますが、善人はみな助かり、悪人には因果応報が待っています。
ハリケーンの迫力はそこそこ。巨大生物もろくに戦わないうちに退散。

なんなんでしょう、これは。少なくとも、断じてホラーではないです。
ホラーではないと知って読めば、それなりに楽しく読めますが、ご都合主義やあっけない幕切れに、積極的には薦めません。
 

Re: Shane McKenzie の Infenity House

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2017年 7月16日(日)20時34分10秒
返信・引用
  うっかり同姓同名ということに気づかず作家ではないShane McKenzieのウィキを読んでしまいました。ほーほー2006年の冬季五輪にボブスレーで……と詳しく読めないので飛ばし見してたら作家になるくだりがなく終わってしまいました(笑)。
改めてfantasticfictionで見ると2012年のInfenity Houseが一作目のようで、そこからそこそこ量産してますね。最近は共著も増えているようですが、単著の表紙絵で見る限りたしかに生理的不快感テンコ盛りのオーラが出てますね。
 

Shane McKenzie の Infenity House

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2017年 7月15日(土)16時58分40秒
返信・引用
  かなり前にダウンロードしたものを、ふと読んでみることにしました。
いつ、いくらだったかを調べようと、商品ページを見たら、「ない」
中古ペーパーバックが1冊あるだけで、電子書籍はなくなっていました。
大人の事情だか何だか。こういうこともあるんですね。

さて、内容ですが、一言でいうと、幽霊屋敷ものです。長さは、100ページ程度の小長編といったところでしょうか。

あまり裕福ではない(らしい)町で、子どもが連続して行方不明になります。Infenity Houseと呼ばれる家の老人が犯人で、家からは子どもの死体が多数発見され、老人の自殺によって、事件は終わります。かと思いきや、その家に面白半分に近寄った子どもたちがやはり行方不明になり、町の大人は子どもに近寄らせないようにしています。
それが背景。

主人公の少年マイクの家に強盗が入り、金と隠していた薬物を盗られてしまいます。
直後に、弟のビリーが、ネックレスを持って帰ってきます。聞けば、Infenity Houseの敷地を掘っていて見つけたとのこと。マイクは、貧しい町から弟を出してやりたいと考えており、そのための金を盗られてしまったため、Infenity Houseに隠されているという噂がある金や宝石を捜しに、弟を連れて出かけます。
家に入ってみると・・・
壁一面に張り付いた蝿。床いっぱいにうごめく蛆虫。ゾンビだか実体をもった霊だか分かりませんが襲ってくる子どもたち。その中を、いなくなった弟を探し回ります。

児童虐待ネタもあり、生理的不快感いっぱいで、ホラーとしては合格。
しかし、二点ほど気になったことがありました。
まず、4文字言葉連発で、読んでいていやな気分になってきます。いくら兄に弟への思いがあっても感情移入できません。
それから、兄弟の年齢が明記されていないことです。兄がどうやらハイティーンなので、弟も十代だと思っていたのですが、しばらくして、幼い男の子だと分かるんですね。映像なら瞬時に分かることでも、しっかり説明しないといけません。

そこそこ楽しみましたが、中古ペーパーバックについた7000円を出してまで読む価値は感じません。
コンスタントに作品を発表している作家のようですが、わざわざほかを読んでみようとも思いません。
 

「文学と超自然的恐怖」/『文学における超自然の恐怖』表記一覧

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2017年 6月24日(土)19時17分43秒
返信・引用
  当サイトの「「文学と超自然的恐怖」/『文学における超自然の恐怖』表記一覧」が完成しました。
「『恐怖小説史』ノート」ともども“使えるデータ”としてお役に立てれば幸いです。
 

「文学と超自然的恐怖」/『文学における超自然の恐怖』表記一覧

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2017年 6月 6日(火)22時00分18秒
返信・引用 編集済
  当サイトに新しく“「文学と超自然的恐怖」/『文学における超自然の恐怖』表記一覧”のページを設置しました(未完成)。
二つの翻訳による表記の違いを参照できるようになればと思って作っています。
まだ作り始めたばかりですが“『恐怖小説史』ノート”同様もしかしていつか誰かのお役に立つことがあれば幸いです。

Kは国書刊行会「文学と超自然的恐怖」のK、Gは学研『文学における超自然の恐怖』のG、参考のTはThe Tale of Terror のTです。本来は『恐怖小説史』は牧神社だからBなのですが、最初にTで始めてしまったため、Bに変更してみたら見た目ですごく違和感を感じてしまってTに戻しました。なぜかは分かりません。まあ縦にKGBと並ぶこととは関係ないですが。

追記:自分で考えた理屈を今思い出しました。KとGは同じ著作だから出版元で区別する。Tは別の本だからタイトルの頭文字を取る。だけど『恐怖小説史』からKを取ったら国書とかぶるので原書からTを取った。くどいけど上の説明の補足でした。しかしくどいなー(笑)。
 

Re: SF最後の巨人のノヴェラゼーション

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2017年 4月 9日(日)20時41分28秒
返信・引用 編集済
  > No.451[元記事へ]

「SF最後の巨人」は見たことなかったのでYouTubeにある十ほどの予告編を見てみました。1975年の映画で時代設定は2012年だそうで。ユル・ブリンナーとマックス・フォン・シドーの共演ですか。マックス・フォン・シドーは「ニードフル・シングス」に出てましたね。ユル・ブリンナーはここではめっちゃ強いけどナイフがあれば普通にブスブス刺しちゃうのでファンタスティックな感じではなく、原題のThe Ultimate Warriorというのも前に「戦場の」が付いているほうがふさわしいような……。SFというのは荒廃してしまった世界設定のことで巨人というのはまあ比喩ってことなんでしょうかね。感想など見ると評価的にもマッドマックスから北斗の拳につながる作品のようですね。たしかにアクションなどそのまま細かに書いたら読むのはしんどそうな感じでありました。

いやしかしpoweroftwoさん、守備範囲そうとう広いですね。すごいです。
 

SF最後の巨人のノヴェラゼーション

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2017年 4月 9日(日)08時58分51秒
返信・引用
  お久しぶりです。このところ非ホラーを読んでいました。
これとて、ホラーとは言い難いのですが・・・

ワーナー・ブックス、142ページ。活字は細かいです。

映画は公開時もテレビ放映時も未見。米盤DVDを注文し、読んでいる途中で届いたので、見てから続きを読み進めました。

この本の特徴は2つ。
・映画に非常に忠実。映画を見てからの後半、読むのが苦痛になるほど、そのまんまでした。
・執拗なまでの書き込み。
 映画は低予算のこともあり、向こう三軒両隣での話ですが、環境破壊により、食糧危機、海洋、土壌汚染が進んだことがこってりと説明されます。監督がロバート・クローズなので、アクション(格闘)は迫力がありますが、その一挙手一投足をこってりと書いているので、スピード感を削いでしまっています。
まだビデオが一般的でなかった時代に、この映画好きで好きでたまらない人が手元の置いておく本てなところでしょうか。

一番の驚きは、書いたのが「歯と爪」のビル・S・バリンジャーだということです。叙述トリックの雄が、こんなB級映画のどこにほれ込んだのか?
さっぱり分かりません。
 

『恐怖小説史』ノート

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2017年 1月25日(水)13時00分0秒
返信・引用
  当サイトの「『恐怖小説史』ノート」のページが一応完成しました。
牧神社の『恐怖小説史』のページ数から引く形で利用できるようにしたつもりです。
まだまだ見づらいと思いますがお役に立てれば幸いです。
なお、翻訳データは種類の多いもの、極端に古いもの、入手困難なものについては割愛しています。
 

Re: あけましておめでとうございます

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2017年 1月 5日(木)21時34分6秒
返信・引用
  > No.447[元記事へ]

こちらこそ今年もよろしくお願いします。

「猫とカナリア」1927年のサイレント映画ですか。まったく知りませんでした。怪奇スリラーに分類されるのに聞いたこともなかったというのは、いかに知らないことが多いのかを思い知らせてくれます。
インターネットアーカイブにあるので冒頭だけ見てみました。いや、正直言うと寝不足からか10分ほどで気を失ってしまいました(笑)。しかし手で撫ぜるタイトルの出し方とかグロテスクな城のシルエットから並んだ瓶に変じる映像とかは時代を考えるとかなり凝っていると感じました。眠くないときに再チャレンジしたいと思います。
 

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