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Re: あけましておめでとうございます

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2017年 1月 5日(木)21時34分6秒
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  > No.447[元記事へ]

こちらこそ今年もよろしくお願いします。

「猫とカナリア」1927年のサイレント映画ですか。まったく知りませんでした。怪奇スリラーに分類されるのに聞いたこともなかったというのは、いかに知らないことが多いのかを思い知らせてくれます。
インターネットアーカイブにあるので冒頭だけ見てみました。いや、正直言うと寝不足からか10分ほどで気を失ってしまいました(笑)。しかし手で撫ぜるタイトルの出し方とかグロテスクな城のシルエットから並んだ瓶に変じる映像とかは時代を考えるとかなり凝っていると感じました。眠くないときに再チャレンジしたいと思います。
 
 

あけましておめでとうございます

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2017年 1月 3日(火)19時47分2秒
返信・引用
  今年もよろしくお願いします。

昨年は暮れに、「猫とカナリア」を読んだきりでした。

パウル・レニの映画の原作戯曲です。ずっと読みたいと思ってきて、ようやく見つけました。
映画はサイレント期の名作とされていますが、製作が後にドラキュラやフランケンシュタインと関わるカール・レムリだからか、お屋敷のおどろおどろしい雰囲気は怪奇映画そのものです。
さて、原作はどうかというと、「20年前に死んだ主人の霊が現れる」「使用人がブードゥー女」という設定はありますが、怖さは全くありません。
その代わり、ミステリ劇としては、とんでもない面白さです。ただし、途中までは。
遺言状を開けることになり、屋敷に関係者が集まってくる冒頭には、わくわくします。
近隣の精神病院から患者が逃げ出し、弁護士が行方不明になる第1幕は、先が気になって止められない面白さです。
第2幕ではいよいよ殺人事件。
しかし、
こんなに面白くてどうなるんだろうと期待が高まっていたら、第3幕でとたんに失速。
遺産を相続するには「正気であること」が条件で、相続人に指定された若い女性を怪しい人たちが精神的に追いつめていくのですが、その女性というのが結構強気なので、「ガス燈」のようなサスペンスがまるで盛り上がりません。
しかも痴話喧嘩をしているうちに、いつの間にやら犯人が判明し、あっけなく幕。
映画も、終盤では警官隊が乱入してきてドタバタ喜劇みたいになり、怪奇ムードは全くなりなりますが、原作の失速ぶりも負けてはいません。でも演出と潤色しだいで、見ごたえのある演劇になるのかもしれません。
どこかの劇団がやってくれたら、是非見てみたいです。

ちなみに、人物の動きや立ち位置が細かく指定され、戯曲というよりは上演台本といった感じで、読み物としては鬱陶しさがありました。
 

ハヤカワ文庫・モダンホラーセレクション・リスト更新

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2016年12月31日(土)20時16分40秒
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  大晦日ですが「ハヤカワ文庫・モダンホラーセレクション・リスト」を更新しました。
〈モダンホラーセレクション〉カバーのロバート・ブロック『サイコ』がない可能性が高いので、
コレクター的観点からすると誤解を生じるおそれがありました。セレクション終了間際に出た
『マンティス』も同様。なので注釈を書き換え、表の体裁および一部データも見直しました。
 

Re: ハロウィンのノベラゼーション

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2016年11月 8日(火)22時21分45秒
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  > No.443[元記事へ]

そういえば日本ではここ数年ハロウィーンはかなり盛り上がっている(渋谷とニュース内だけ?)ようですが、映画の「ハロウィン」の方は取り上げられないどころかまったく忘れ去られていますね。とか言ってる私自身もはるか昔TV放送で見ただけなのであまり覚えていませんが。

1990年の時点では二つのインタビュー記事の紹介で、ジャック・マーティン名義で「ハロウィンⅡ」「ハロウィンⅢ」「ザ・フォッグ」「ビデオドローム」を書いていることは明記してあるのに、このカーティス・リチャーズ名義の「ハロウィン」には触れていません。もしかしたら契約などの関係で公表できなかったのかもしれないですが。

デニス・エチスンは1943年生まれで実はキャリアもキングより長いんですよね。もっと紹介されてしかるべき作家だと思います。『13日の金曜日』が翻訳されているのだからこれも今からだって出てもいいと思うのですが。ハロウィーンに合わせてDVD再発売などとコラボ(?)するとか……。だめかな。

映画との違いなどマニアックで貴重な情報、ありがとうございました。久しぶりに「ハロウィン」見たくなってきました。DVD探そうかな。
 

ハロウィンのノベラゼーション

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2016年11月 7日(月)20時34分22秒
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  この時期に読まなかったら、1年先まで読まないだろうと思い、手に取りました。

バンタム・ブックス。1982年10月、10刷。(初版は1979年10月)
細かい活字で、166ページ。巻末にトマス・ハリスの「レッド・ドラゴン」の抜粋のおまけがつきます。

デニス・エチスンがカーティス・リチャーズ名義で出したものですが、コピーライトはバンタム・ブックスになっています。

プロローグで、アイルランドでのドルイドの死者の祭りの夜の様子が描かれます。
第1章では、マイケルと母と祖母の会話。
第2章では、マイケルの姉のジュディがボーイフレンドとよろしくやるまでの経過。
以上は、映画には全く出てきません。
第3章で、マイケルが姉を殺害。
やっと映画に追いつきます。
第4章は、マイケルの精神鑑定や施設での様子。マイケルに気にそぐわない奴がひどい目に遭っていきます。
第5章からは、1978年(現在)に移り、映画にほぼ忠実に進行していきます。
ここで特筆すべきは描きこみの密度。しかし、人物の過去の背景を加えたり、心理描写に深入りしたりするのではなく、進行形で進んでいくのが特徴です。

画面に映っているものは、その通りに描いています。
・ルーミス医師。坊主頭で、山羊ひげ、トレンチコート。
・ローリー。金髪で、すらっと背が高い。
・アニー。黒髪で、豊満な胸。

・テレビでやっている映画は「遊星よりの物体X」
ただし、映画での2本目は「禁断の惑星」だったのに対し、小説では「大アマゾンの半魚人」になっています。

加えられたオリジナルのエピソードも自然なものばかりです。テレビ用にトリミングされてはみ出した部分には、実はこんなものが映っていたんだよ、といった感じでしょうか。

マイケルがなぜ、このような事件を起こすことになったかという、説得力のある説明もなされ、映画とは切り離して、小説単体としても、かなりの仕上がりだといえそうです。

才人の手にかかると、かくも見事なものが出来上がるのかというと、そうでもなく、
同じくエチスンの手による「ハロウィンⅢ」(ジャック・マーティン名義)もずっと前に読んだことがあるのですが、こちらはセリフを地の文でつないだだけの、まるでストーリーブックみたいでした。
ちなみに、コピーライトはデニス・エチスンになっています。
 

Re: Stephen R. George の Nightscape

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2016年 9月18日(日)11時30分20秒
返信・引用
  またまた知らない作家……と思って一応調べてみるとジャック・エリス(Jack Ellis)名義で手持ちのリストにありました。作品は90年代半ばの2つだけ。Stephen R. George名義がメインの作家だったんですね。どうりで他に情報がなかったわけだ。
Fantastic Fictionでもジャック・エリス名義だったSeeing Eye (1995)が2016年になってます。まあ久しぶりに見ると情報が直っていたりしますから、スタッフが何人か知りませんがFantastic Fictionも調べる作業が大変なんでしょうね。
2000年代以降の作品がないのが気になりますが1959年スコットランド生まれですか。元気なら充分現役だと思うのですが。
Fantastic Fictionで表紙絵だけみると80年代ホラー感あふれまくってますね(笑)。
 

Stephen R. George の Nightscape

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2016年 9月11日(日)21時58分51秒
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  Stephen R. Georgeは1990年代に、10数編出した作家です。ずっと名前を聞かずにきたのですが、先日どどっとキンドルになっているのを見つけ、少し安いNightscapeを読んでみました。

書店で働く若い女性の元に、別れた夫が交通事故を起こし、負傷した幼い息子をその場に残して失踪したとの知らせが届きます。引き取るという義父母を説き伏せ、自分で育てることにするのですが、誰かに見張られ、後をつけられている気配を感じます。どうやら夫はカルト教団とつながりがあったようなのです。
並行して、教団に弟を殺された元刑事の話が展開します。
やがて2人は出会い、共同戦線を張ることになるのですが・・・

息子を守れるのか。
復讐はなされるのか。
教団の狙いは何か。

発表当時に読んでいたとしても、目新しさはないベタな展開ですが、平易な文章で読みやすく、退屈することはありません。

3分の2を過ぎたあたりで、元刑事がウージーやら手榴弾やらを持ち出したので、派手なアクション・ホラーになるのかと思いきや、全く予想外の展開になり、正直びっくりしました。

キンドルの著者ページに、he lives and works in Canadaとあり、今年になってから2冊出ているので、復帰したのかと思ったら、別名義で出した本の復刊でした。
電子化して、もうひと儲けといったところでしょうか。

買い物ついでにドラッグストアのワゴンで見つけ、読んでみると、値段と時間に見合うだけの楽しさは味わえた、というペーパーバック・オリジナルの役目は十分に果たしていると思います。

調べてみたら、Stephen R. George名義のペーパーバックは11冊とももっていました。(笑)
わざわざ取り寄せてまで読む作家ではないと思いますが、手軽に読めるのなら、それなりに楽しい読書になるかもしれません。
 

After The Exorcism

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2016年 7月29日(金)20時33分7秒
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  まず初めに、「これは読む価値の全くない、Z級の屑です」

キンドルの、「あなたへのオススメ」に、やたらとこの表紙が表示されるのですが、ねえちゃんのツラ構えと目つきが気に入らない。しかし、何度も何度も表示される。
買ってしまえば、表示されなくだるだろうと思ったら、
19ページで、306円?
全くの新人なのに、(というかド素人)で、この価格設定?
身の程をわきまえなさい。
仕方なく、アマゾン・プライムを使いました。

カレンという若い女が、2週間の昏睡から目覚めてみると、恋人に連絡しても返事がない、向こうからも何も言ってこない。女友達もつき合いたくなさそう。
何かがあったらしい。
飲み会で意識をなくした翌日、友達がどこかよそよそしい、てな経験とも、どこか違うようだ。

父親に問い質してみると、何かにとり憑かれて、悪魔祓いの儀式を行ったとのこと。
おいおい、半分のところで分かる真相を、題名でばらしてどうするんだ?

覚えのない2週間の素行の説明はそこそこあれど、悪魔祓いの描写はなし。
悪魔を祓った後のリハビリの話かなと思いきや、再度悪魔に取入られそうになり、そこへ、「やっぱり君を愛しているんだ」と、恋人が駆けつけ、めでたしめでたし。
白馬に乗った王子様なんて、いまどき中2女子でも考えないだろうに。

この題名ではなく、100円程度だったら、ここまで腹が立たなかったかもしれませんが、救いようのない駄作であることに変わりはありません。
もう1回読むより、「死霊の盆踊り」を10回見る方を選びます。

才能もセンスもないので、これで金を稼ごうなんて思い上がりはやめてほしいです。
 

Re: Paul Tremblay の A Head Full of Ghosts

 投稿者:悲張正太郎  投稿日:2016年 7月 7日(木)21時29分44秒
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  > No.432[元記事へ]

これって今年のブラム・ストーカー賞受賞作だったんですよね。候補にはクライヴ・バーカーもいたのにそれを抑えて受賞したのだから、興味を持って当然のはずですが、ご紹介あるまで調べを怠っていました。
で、例によってfantasticfictionで見てみると写真の顔はなんとなくバーカーに似てなくもないような。2009年のThe Little Sleepというミステリで長編デビュー、でいいのかな? 表紙を見る限りではあまりそそられるものはないですね。見かたとしては大して意味ないですが。むしろ短篇で参加しているNight Terrors III (2014)や編者として関わっているアンソロジーなどがおもしろそうだなあ、なんて。でも評価されたのだからやっぱり期待はします。

15年前でスマホはないですよねえ。PDAとかいうのなら流行ってましたか。Newton、Palm、Pocket PCとかありましたが形だけならスマホに似てます。あちらでは電話機能のついたものがあったんでしょうかね?
 

Paul Tremblay の A Head Full of Ghosts

 投稿者:poweroftwo  投稿日:2016年 6月30日(木)21時36分22秒
返信・引用
  284ページ。ついさっき調べたら、192円? たまには新作をすぐに読んでみようと、6月頭に1492円で買った私は一体何だったの?

14歳の少女の悪魔憑きの話です。
卑猥な言葉を言う。失禁する。大股開きでいじる。口から緑色の反吐を吐く。ブリッジの姿勢で歩く。宙に浮く。部屋の温度が下がる。
まさに「エクソシスト」そのまんまです。
しかし、本家と異なるのは、
・8歳の妹の一人称で展開すること。
 大人になって、友人の作家に15年前の出来事を語るという構成になっているので、語彙が幼いということはありません。
・しかもこの妹、ファンゴリア誌に連載をもっていたり、ブログでホラー関連のことを語ったりしています。(リメイクの「チョコレート工場」を酷評していたり、「死霊のはらわた2」をベタ誉めしたりと、作者の意見の代弁なのでしょうが、やりたい放題です。当然「エクソシスト」についての言及もあります。)
・父親がレイオフで経済的に困窮しているので、再現フィルムと現物をあわせたテレビ放送をすることになっています。(したがって、家の中にはスタッフがうろうろ)
・姉はいつも変なのではなく、たまにスイッチが入ったようにおかしな言動をするので、憑かれているのか病んでいるのかがあいまいです。悪魔祓いの儀式を待つ間も、正気のようにみえるので、なんか入学試験やコンクール本番を待つような感じです。
てなところでしょうか。

ホラー的な描写は淡白なので、怖くはありませんが、結末が気になるので、読み進めるのは苦ではありません。
過去と現在を行き来する構成の妙を感じますし、志も高い小説なので、読む価値、訳す価値は十分にあると思います。
しかし、ブラム・ストーカー賞(大賞ってことになるのかな)受賞作ということですが、過去の受賞作の風格と比べると、何で?と思わないでもありません。

※15年前のパートで、スマホを扱うところが出てくるのが気になりました。いつの時代設定だ?

 

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